期待と不安を胸に社会へと踏み出した新卒の皆さんこんにちは。
これから入社する新入社員の方も多いのではないでしょうか。
そんなみなさんが入社して仕事を始めるにあたって気になる点がいくつかあると思います。
その中のひとつが現代社会の通過儀礼、「配属ガチャ」です。
「マーケティングをやりたかったのに、なぜか地方の営業所配属になった・・・」
「クリエイティブな仕事がしたかったのに、毎日Excelと格闘する管理部門になった・・・」
毎年5月頃にSNSを開けば、「配属ガチャ外れた」「もう辞めたい」という悲痛な叫びが溢れています。
30代になり部下を持つ立場にもなった私から言わせれば、その絶望は正しい反応です。
やりたいことと違う場所に放り込まれるのは、時間とエネルギーの無駄に感じるのは当然。
でも、ちょっと待ってください。
そのまま絶望してハズレを引いたまま会社を去るのか。
それとも、そのハズレに見える場所で、後々の人生を無双できる「最強のカード」を手に入れてから次へ行くのか。
今回は、数々のガチャを経験し、多くの新人を間近で見てきたパパ目線で、希望しない部署で「自分の市場価値」を爆上げする生存戦略を徹底解説します。
配属ガチャの正体と、あなたが絶望する本当の理由
そもそもなぜこれほどまでに配属ガチャという言葉が流行り、若者を苦しめるのでしょうか。
「やりたいこと」と「適性」の残酷なズレ
多くの会社は、あなたの「やりたいこと(Will)」ではなく、「何ができるか(Can)」や「組織の欠員状況(Must)」で配属を決めます。
大学を卒業した時点で「自分はこれがやりたい!」と思っていることの多くは、実は表面的なイメージであることが多い。
それを会社側も分かっているからこそ、あえて違う部署に放り込むケースもあります。
キャリアの「タイパ」至上主義
今の時代、石の上にも三年なんて言葉は死語です。
「最短距離で成長したい」「市場価値を高めたい」と願う新卒にとって、希望しない部署での1分1秒は、ライバルに差をつけられるロスに感じられます。
この焦燥感こそが、絶望の正体です。
思考の転換:その部署はハズレではなく「レアスキル」の宝庫
ここで一つ、わたしからの提案です。
「希望通りの部署に行った奴ら」を、あえて「凡人ルート」だと定義してみませんか?
例えば、マーケティング志望がマーケティング部に配属される。
これは王道ですが、裏を返せばマーケティングしか知らない人間になるリスクもあります。
一方で、マーケティング志望なのに「物流部門」や「経理」に配属されたあなた。
もしあなたがそこで腐らず、その部署の専門性を身につけたとしたら?
数年後、あなたは「現場の物流(または数字)を熟知した最強のマーケター」として、王道ルートの人間を軽々と追い越せるようになります。
「スキルのかけ算」こそが最強のカード
ビジネスの世界で高く評価されるのは、一つのことしかできない「I型人間」ではなく、複数の専門性を掛け合わせた「T型(あるいはπ型)人間」です。
- 営業×ITスキル
- 人事×データ分析
- 経理×英語
希望しない部署は、あなたにとって自分からは絶対に取りに行かない、でも持っていると希少価値が出るスキルを強制的に付与してくれる、いわば「ボーナスステージ」なのです。
実践!希望しない部署で「最強のカード」を手に入れる3ステップ
では、具体的にどう動けばいいのか?
腐っている暇はありません。
30代の私だからこそお伝えできる、戦略的処世術を伝授します。
ステップ1:その部署の「お金の動き」をハックする
どんなに地味な部署でも、会社の一部である以上、必ず利益やコストに関わっています。
- 管理部門なら:会社が何にお金を使い、どこで無駄が発生しているのか。
- 営業所なら:顧客がどんな悩みでお金を払い、何に不満を感じているのか。
これを理解すると、ビジネスの構造という、どの部署に行っても、どの会社に転職しても通用する最強の汎用スキルが身につきます。
これを持っていない希望部署の新人は、意外と多いものです。
ステップ2:アナログな現場を「IT・AI」でハックする
配属先が古臭い、アナログな部署なら、それこそチャンスです。
今の新卒の強みは、AIツールやITツールへの抵抗感のなさです。
- 「この手作業、ChatGPTを使えば5分で終わりませんか?」
- 「このExcel、マクロを組めば自動化できますよ」
これを実行するだけで、あなたは部署内で「絶対に手放してはいけないITの救世主」というポジションを確立できます。
これは「社内政治」ではなく「実力の誇示」です。
ステップ3:社外・他部署に「スパイ」を増やす
自分の部署に閉じこもってはいけません。
「本当はマーケティングに興味があるんです」と公言しながら、今の部署の仕事を完璧にこなす。
すると、他部署の人間から
「あいつ、今の部署であんなに成果出してるのに、うちに来たがってるらしいぞ。優秀そうだし引っ張ろうか」
という声がかかります。
「不遇の環境で結果を出している人間」は、喉から手が出るほど魅力的なのです。
モチベーションを維持するための「メンタル術」
とは言え、毎日やりたくない仕事を続けるのは精神的にキツい。
そんな時に思い出してほしい、3つの伝言です。
①「仕事=自分」ではない
仕事は、あなたの人生を豊かにするための手段に過ぎません。
なんなら仕事なんて人生の3割くらいだと思っていい。
残りの7割で、趣味や健康、家族との時間を充実させればいいんです。
②「出口戦略」を常に描く
「ここに一生いるわけではない」と決めるだけで、心は軽くなります。
「2年以内にこの部署のスキルを盗んで、転職するか異動してやる」とデッドラインを決めましょう。
出口が決まれば、今の仕事は修行に変わります。
③「30代の自分」を信じる
今、私の周りで活躍している30代の友人たちは、実は新卒の配属先とは全く違う仕事をしていた人もたくさんいます。
でも、彼らは口を揃えて言います。
「あの時の地味な経験が、今めちゃくちゃ役に立ってるわ」と。
新卒の時の絶望は、時がたてば必ず「武器」になります。
【重要】もし、そこが「ブラック」なら逃げてもいい
ここまで頑張れ的なことを書きましたが、これだけは断言します。
もし配属された場所が、
- 人格を否定するようなパワハラが横行している
- サービス残業が当たり前で、身体を壊しそう
- 法令遵守の意識がゼロ
という環境なら、秒で逃げてください。
それは配属ガチャではなく、ただの事故です。
あなたの心と身体を犠牲にしてまで守るべき会社なんて、この世に1つもありません。
「第二新卒」という市場は、あなたが思うよりずっと温かい。
一度リセットして、自分に合う場所を探し直すのも、立派な戦略です。
まとめ:配属ガチャを「神引き」に変えるのはあなた自身
配属ガチャにハズレたと嘆くあなたへ。
今は、暗いトンネルの中にいるように感じるかもしれません。
でも、そのトンネルの壁には、他の誰も持っていない「お宝(スキル)」がたくさん埋まっています。
それを無視して通り過ぎるのか、それとも泥だらけになって拾い集めるのか。
数年後、あなたが「あの時の配属、実は神引きだったわ」と笑える日が来ることを、わたしは確信しています。

コメント